我々は更新型共有メモリアクセスを含む高速なユーザー通信/ユーザー同期を 実現する''非対称分散共有メモリ:ADSM''を提案してきた。 ADSMは読み出しに関しては従来の共有仮想メモリ方式と同じだが、書き込み に関してはコンシステンシ維持コードを埋め込む。 従って、様々な最適化が可能になる。コンパイラがプロトコルに応じてコンシ ステンシ維持コードを生成することで、プロトコル切替えを行なうことができ る。コンシステンシ維持コードの数を削減することにより、書き込みのオーバーヘッ ドを削減できる。 我々はADSM用のコンパイラとランタイムシステムをAP1000+ 上に作成し、実験によりコンパイラの最適化の有効性を評価する。