近年、コンピュータのネットワーク環境化の進行に伴い、 ネットワーク上の使われていないプロセッサ、メモリなどの 資源の有効な活用がますます重要な課題になってきた。 資源を有効に用いる効率の良いアプリケーションの実行には、 ネットワーク資源の状態を正しく把握をする必要がある。 しかし、それぞれの資源に個別に問い合わせを すると、状態の把握にコストがかかるか、不正確な情報しか 得られない。 従って、実用的コストで正確なネットワークの資源情報を集める ことが効率の良い並列分散実行の鍵となる。 本研究では、既存の汎用OS上で動く、ネットワーク上の 情報収集/並列実行支援を行なうサーバを実装し 、実効性を検討する。 本サーバは、さまざまな資源情報を自動的に 最適または準最適ポリシーによって効率良く 集め、低コストで確度の高い情報の提供を行なう。 デフォルトで集める情報以外に集める情報を クライアントから指定 できるという機能によって 汎用性のあるサービスを提供する。 提案した方式の検証を目的としてewhod , parallel make を作成する。